Rubyは、オブジェクト指向のプログラミング言語であり、Webアプリケーションやツールの開発に広く使われています。この記事では、Rubyでよく使われるデータ型とその使い方について解説します。これからRubyを学ぼうと思っている方や、すでにRubyを使っている方でも役立つ情報が盛りだくさんです。さっそく見ていきましょう。
文字列
文字列は、文字の並びを表現するためのデータ型です。Rubyでは、ダブルクォーテーション(”)またはシングルクォーテーション(’)で囲むことで文字列を表現します。また、文字列の中に変数を埋め込むこともできます。
name = "John"
puts "My name is #{name}."
数値
数値には、整数と浮動小数点数の2種類があります。Rubyでは、算術演算子を用いて数値の計算を行うことができます。
x = 10
y = 3
puts x + y # 13
puts x - y # 7
puts x * y # 30
puts x / y # 3
puts x % y # 1
真偽値
真偽値は、真(true)または偽(false)の値を表現するためのデータ型です。Rubyでは、比較演算子や論理演算子を用いて真偽値を扱うことができます。
x = 10
y = 3
puts x > y # true
puts x < y # false
puts x == y # false
puts x != y # true
puts x >= y # true
puts x <= y # false
puts x > y && x < 20 # true
puts x < y || y > 0 # true
puts !x # false
配列
配列は、複数の値を格納するためのデータ型です。Rubyでは、角括弧([ ])で要素を囲むことで配列を表現します。
fruits = ["apple", "banana", "orange"]
puts fruits[0] # "apple"
puts fruits[1] # "banana"
puts fruits[2] # "orange"
ハッシュ
ハッシュは、キーと値のペアを格納するためのデータ型です。Rubyでは、波括弧({ })で要素を囲むことでハッシュを表現します。
person = {name: "John", age: 30}
puts person[:name] # "John
シンボル
シンボルは、文字列と似たような機能を持つデータ型です。文字列よりも軽量であり、主にハッシュのキーとして利用されます。コロン(:)を付けて表現します。
status = :success
puts status # :success
正規表現
正規表現は、文字列のパターンを表現するための記法です。Rubyでは、スラッシュ(/)で正規表現を囲むことで表現します。
text = "apple, banana, orange"
puts text.match(/banana/) # "banana"
nil
nilは、何も値がないことを表現するためのデータ型です。変数が初期化されていない場合や、メソッドの戻り値がない場合によく使われます。
x = nil
puts x # nil
以上が、Rubyでよく使われるデータ型とその使い方についての解説です。これらのデータ型をうまく使いこなすことで、Rubyで効率的にプログラミングすることができます。ぜひ、実際にコードを書きながら、各データ型の使い方を体験してみてください。
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